ソフトウェア
(2018/03/03)
- ソフトの種類:
- フリーソフト
- 機能:
-
OptiOpenXML は Microsoft Office 2007/2010/2013/2016以降のファイルを最適化し、ファイルサイズを縮小するためのツールです。
ネットワークでのファイル共有や電子メールへの添付など、大きなファイルをそのまま使用すると相手に迷惑が掛かります。またサイズによっては送信エラーとなってしまいます。
このツールを使用することで、Word(docx)、Excel(xlsx)、PowerPoint(pptx)のファイルサイズを縮小することができ、円滑なファイル交換が行えます。
Microsoft Office標準機能でも、「図の圧縮」機能でファイルサイズを縮小することができますが、 このツールでは、画像品質の変更、フォーマットの変換、編集用データの削除、再圧縮などを行うことで、「図の圧縮」を行うよりも小さなファイルを作成することができます。
また、複数のファイルを一括して処理することもでき、複数のファイルのサイズを縮小するのに便利です。
同様な機能を持つ商用ソフトもいくつかありますが、このツールはこれらの商用ソフトと比較しても遜色のない(あるいは上回る)ファイルサイズ縮小を実現します。
Excelファイルの最適化オプションをいくつか追加しました。
- Web版
-
OptiOpenXML for Web
※一部機能に制限や違いがあります。
- ファイルサイズ縮小結果の比較:
-
使用ファイル:
① Office365_EndUser_Basic_Guide.docx
② Office365Enterprise_Admin_Basic_Guide.docx
③ Online_Seminar_MPN_SEP_external.pptx
④ PowerBI_overview_introduction.pptx
⑤ IE11_app_impact_standards.xlsx
印刷用(高品質) 元のサイズ
(Byte)Office 2013
印刷用OptiOpenXML
印刷用商用ソフト "F"
Visually Lossless商用ソフト "N"
高画質(印刷用)商用ソフト "P"
高画質圧縮① 77,615,161 ⇒ 75,314,710
(97.0%)18,315,528
(23.6%)エラー 17,162,391
(22.1%)17,145,853
(22.1%)② 36,201,172 ⇒ 22,654,896
(62.6%)17,162,575
(47.4%)34,833,909
(96.2%)19,733,443
(54.5%)22,994,764
(63.4%)③ 5,231,135 ⇒ 5,130,323
(98.1%)1,778,854
(34.0%)4,400,085
(84.1%)3,395,258
(64.9%)1,750,836
(33.5%)④ 11,283,410 ⇒ 10,669,774
(94.6%)5,714,113
(50.6%)11,732,944
(104.0%)4,216,675
(37.4%)5,974,962
(53.0%)⑤ 9,514,029 ⇒ 9,512,630
(100.0%)577,494
(6.1%)9,293,821
(97.7%)9,219,408
(96.9%)8,517,457
(89.5%)
電子メール用(高圧縮) 元のサイズ
(Byte)Office 2013
電子メール用OptiOpenXML
電子メール用商用ソフト "F"
Visually Lossy商用ソフト "N"
モバイル機器商用ソフト "P"
高圧縮① 77,615,161 ⇒ 71,741,009
(92.4%)4,805,178
(6.2%)61,478,296
(79.2%)9,681,205
(12.5%)13,885,574
(17.9%)② 36,201,172 ⇒ 11,284,406
(31.2%)7,057,788
(19.5%)25,522,293
(70.5%)15,073,243
(41.6%)15,109,639
(41.7%)③ 5,231,135 ⇒ 3,644,672
(69.7%)1,248,388
(23.9%)4,202,747
(80.3%)2,838,963
(54.3%)1,240,666
(23.7%)④ 11,283,410 ⇒ 6,470,594
(57.3%)2,347,868
(20.8%)7,520,098
(66.6%)2,064,701
(18.3%)5,199,708
(46.1%)⑤ 9,514,029 ⇒ 9,512,628
(100.0%)392804
(4.1%)8,849,050
(93.0%)9,218,430
(96.9%)8,479,883
(89.1%)※上記で使用しているファイルはMicrosoftが公開しているファイルです。
※オプションは「図の圧縮」に近いと思われるものを使用
※処理結果の品質の比較は行ていません
※上記は当方の環境で実行した結果であり、環境によって結果が異なる可能性があります
- 使い方:
-
- OptiOpenXML.exeを実行します。
- 処理したいファイルを、ファイル情報の「追加」ボタンを押して選択するか、、ウインドウ上にドラッグします。
- 入力、出力ファイル設定、最適化の設定を選択し、実行ボタンを押します。
- 動作環境:
-
- Microsoft Windows XP / Vista(x86,x64) / 7(x86,x64) / 8(x86,x64) / 10(x86,x64) が動作する環境
- .NET Framework 4.0 以降がインストールされていること
- ※Microsoft Officeのインストールは必要ありません。
- 既知の問題
-
- ファイルの内容によっては正常に処理できないことがあります。
出力されたファイルが正常に表示されることを確認してください。 - 読み取りパスワード付きのファイルには対応していません。
- ファイルの内容によっては正常に処理できないことがあります。
- ダウンロード:
-
OptiOpenXML Ver. 2.1.4
Vector [http://www.vector.co.jp] ※反映までに時間がかかる場合があります。
公式配布サイト
その他のバージョン(公式配布サイト)
- 変更履歴
-
2018/03/03 Ver. 2.1.4
- 「最後の行、列以降の書式を削除する」を選択した場合、空のシートが破損する不具合を修正
-
2017/09/24 Ver. 2.1.3
- Ver. 2.1.2 の実行ファイルが古いままだったのを修正
-
2017/09/24 Ver. 2.1.2- docxでグループ化された画像などでエラーになるケースがある問題を修正
- その他バグの修正
-
2016/05/01 Ver. 2.1.1
- 組み込み設定のオプションを設定内容を調整
- その他バグの修正
-
2016/03/05 Ver. 2.1.0
- 「数式を最適化する」オプションの追加
- 「計算結果を残し、数式を削除する」オプションを追加
- 「プリンタ固有の設定を削除する」オプションを追加
- EMF/WMFの変換を改善。クリップアートを含むファイルで縮小率が若干改善
-
2016/02/24 Ver. 2.0.1
- Wordで「OLEオブジェクト(画像)を画像に変換する」が機能しなくなっていた問題を修正
- 組み込み設定に「配布用」を追加
※以前のバージョンを使用していた場合は「組み込み設定の復元」が必要
-
2016/02/22 Ver. 2.0.0
- Excelファイルの最適化オプションをいくつか追加
- PowerPointのOLEオブジェクトにアニメーションが設定されている場合にファイルが破損する問題を修正
- メモリ使用量を削減。大きなファイルでの処理速度を改善
- オプションの表示を変更
- その他、細かな変更
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2015/12/09 Ver. 1.0.3
- オートシェイプで、稀に幅・高さが正常に取得できない問題を修正
- Excelの未実装のオプションが表示されていたので削除
- Excelのオプションに「選択セルをA1に変更する」を追加
- Excelのオプションに「最後の行、列以降の書式を削除する(実験的)」を追加(メモリ食いすぎ)
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2015/12/08 Ver. 1.0.2
- PowerPointのグループ化した画像のサイズ計算が不完全だったものを修正
- Excel/Wordで、グループ化した画像のサイズ計算が正しくない問題を修正
-
2015/12/07 Ver. 1.0.1
- PowerPointで、グループ化した画像のサイズ計算が正しくない問題を修正
-
2015/08/16 Ver. 0.12 (Ver. 1.0.0 に訂正)
- EMF/WMFの処理を改善
- 初期設定のパラメータを一部変更
- その他バグ修正
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2015/07/06 Ver. 0.11
- PNG形式をさらに縮小できる圧縮レベルを追加
- 初期設定のパラメータを一部変更
- その他バグ修正
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2015/06/14 Ver. 0.10
- XPで起動できなくなっていた問題を修正
- EMF/WMFを処理する機能を追加
- 減色機能を追加
- ファイルのサムネイルの処理を改善
- 作業フォルダの設定を追加
- 再実行機能の追加
- 進捗表示の改善
- その他バグ修正
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2015/05/31 Ver. 0.9.1
- XPで起動できなくなっていた問題を修正
-
2015/05/31 Ver. 0.9.0
- Visual C++ 2010 Redistributable Package (x86)を使わないように変更
- アイコンを変更
- OLEオブジェクトを処理する機能の追加
- 複数フレーム/ページの画像を単フレーム化オプションを追加
- 箇条書きの記号に使われている画像を処理対象に追加
- スレッド数を制限する機能を追加
- TIFF/GIFが正しく処理されないバグを修正
- アニメーションGIF対応
- PNG変換がされない場合があるバグを修正
- 最適化の処理速度改善
- その他バグ修正
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2015/05/25 Ver. 0.8.0
- 透明度を無視してJPEGに変換する際に、背景色を指定する機能を追加
- ファイル読み込み時に進捗画面を表示するようにした
- PNG、JPEG、JPEGXR以外の画像の処理を改善
- その他バグ修正
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2015/05/18 Ver. 0.7.0
- ショートカット/コマンドラインからの実行機能を追加
- Office2010以降の「画像を修整」などで使用されるJpegXRの処理に対応
- 背景を並べて表示する場合の処理改善
- その他バグ修正
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2015/05/04 Ver. 0.6.0
- Office2010以降の画像効果に対応
- 圧縮レベルの指定を追加
- 設定に名前を付けて保存する機能を追加
- サムネイルの最適化にも対応
- 外部の画像を参照している場合にエラーになる問題を修正
- 細かなバグを修正
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2015/04/26 Ver. 0.5.0
- ファイル内の画像を一覧表示する機能を追加
- 2015/04/19 Ver. 0.4.0 (未リリース)
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2015/04/14 Ver. 0.3.0
- Excelのヘッダ、フッタ、シート背景、チャート背景、シェイプ背景など画像に対応
- Wordのヘッダ、フッタに対応
- PowerPointレイアウトの画像に対応
-
2015/04/13 Ver. 0.2.0
- 画像が含まれていない場合にエラーになる問題を修正
-
2015/04/12 Ver. 0.1.0
- ベータ版リリース